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HERMES(エルメス)

─フランス

エルメスイメージ

歴 史

 1837年、当時36歳だった馬具職人のティエリ・エルメスがパリ、ランパール通りに高級馬具のアトリエを開きました。
  1879年、2代目のエミール・シャルル・エルメスがブティックを現在のフォーブル・サントノーレ24番地に移転。以来、当地は世界の憧れとなる。現在でもパリでのコレクションの発表は主にここで行われています。この頃、第2回パリ万博の馬具部門でグランプリを受賞。1892年、「オータクロア」を発売。後に女優のジェーン・バーキンのリクエストを加え、縦横比を変えて誕生したのが「バーキン」です。
  1930年代までにはエルメスは革製品にとどまらず、時計、宝飾品、フレグランス、ウェア、食器など様々な分野にも進出、市場も世界中に広がりました。その後も有名メーカーとの合併吸収も積極的に行い、職人気質を何よりも大切にしてきたエルメス・スピリットの伝統を保ちながら、事業を拡大していきました。
  1945年、四輪馬車と従者の商標を登録、オレンジ色の包装紙を採用しました。 象徴的なエルメスのオレンジの包装紙は、第二次世界大戦中に資材が用意できず仕方なく余っていた紙を使ったもの。戦後、元に戻そうとしたところ惜しむ声が強かったため続投することになりました。

ミニ情報

 エルメスのバッグはすべて一人の職人により作られています。縫製はクウジュ・セリエという手法を用い、1本の糸の両端に針を通し革に打たれた縫い目の両側から糸をクロスさせて縫っていくため多大な手間と熟練を要します。また、エルメスのバッグには、必ず製造年・アトリエ・職人の刻印が入っている。エルメスの効率よりも品質が優先する職人気質を最もよく表しているといえるでしょう。